渡辺光子さんの回答

■■ アトリエスタッフへのアンケート ■■
  1. あなたにとって六本木のアトリエはどのような場所(どのような時間)だったと感じていますか?
  2. また、作業中何を考えていましたか?
    アートナイトへの扉、開かれた場所。

    老若男女、職業、社会的地位、何も関係なく平らに受け入れられるところ。

    楽しかったり、夢中だったり、あっという間に時間が過ぎてしまう場所。

  3. 設営された作品を一番初めに見たときの気持ちは?
  4. 圧倒的な存在感と、悠然とはためき、ひるがえる姿に、目を見開いて、わー!
    。。。言葉を失うほどの感動でした。


    自分の手で作ったものが、あの凄い作品の一部になっていると思うととても誇らしい気持ちでした。

  5. 自分が切った古着、自分が作ったボタンを作品の中で見つけましたか?
  6. 見つけたとき、どんな事を感じましたか?

    ものすごく見つけやすいのを作ったはずなのに、見つけられませんでした。

    アトリエで見かけた服、見かけた部分がちりばめられているのは、たくさん見かけました。

  7. 今回のプロジェクトに参加したことで、あなたの日常生活に変化はありましたか?
  8. また、着る物や着ることに対しての思いに、なにか変化はありましたか?
    アートって取り澄ました顔で語られる、よくわからないものだと思ってるところが少しあったのですが、触れたり、参加することで、誰だってワクワクしたり、すっごい嬉しかったり、興奮したり、難しく考えなくても、心が震えるほど感動したりするものなんだと身をもって知りました。
    西尾さんのアートの力なのでしょう。


    達成感が大きかったので、喪失感も大きく、随分長い間ぽかんとしてしまった。今もかな?

    着るものには特に変化はありません。

  9. このプロジェクトを通しての嬉しかった出来事、面白かったエピソードを教えてください。(複数回答可)
  10. 撮影や当日のステージに使う、足踏みミシンが欲しくて色々探していましたが、インテリア用だったり、とても高価だったりして、なかなかなかったのですが、屋根プラザのワークショップの時に、飛び入りで参加してくださった方が、「ウチにあるわよ」と、快くミシンを提供してくださったことがとっても嬉しかったです。

    休憩時間に、西尾さんと一緒に西尾作品を見る「西尾散歩」をしたのですが、 ボタンの作品を見ている時、警備の方に「大変繊細な作品になっておりますので、触れないよう
    気を付けてごらんください。」と西尾さんが注意されたこと。すごい守られてました(笑)


    とある事情でアトリエを急遽引っ越さなければならなくなり、オシャレな人が行きかうけやき坂、グランドハイアットの前をキャスター付きの事務椅子に古着をパンパンに詰めたごみ袋を載せて、一人でガラガラと押して歩いたこと。

    アトリエに4歳の娘を連れて行ったときに、岡谷さんのことが大好きになってしまい、ずっとくっついて歩き、たくさんの古着の切れ端を岡谷さんの首に巻いたり、頭にかぶせたりしてもの凄い面白いことになってしまっているのに、ニコニコされるがままになっていたこと。

    レーヌビルに初めて入って、粉塵だらけの床を掃除した日、マスクを二重にしていたにもかかわらず鼻の中が真っ黒になっていたこと。

    水戸芸で臼井がナンパした可愛い親子連れの本田さんが、可愛い古着を沢山送ってくれたこと。ちょうど大屋根ワークショップで使うボタンが全然たりない、しかも黒と白しかない。。という窮地で、古着と共にお母様の代から集めている可愛いボタンを沢山送ってくださって、歓喜しました。

    ミシンステージに並んでいた、かわいい女子のお客さんが、スカートのウエストの方に縫い付けてほしいとスカートを脱ぎだしてびっくりしました!そして、それは一人でなく、脱いで縫い付けてくれという人が男女問わず次々と現れて、寒いからと、男性に古着の中にあったロングスカートをはかせたりしたこと。

    夜中の休憩で飲んだ「あさげ」がびっくりするほどおいしかったこと。

  11. このプロジェクトを通して、印象に残った言葉は?(誰のでもよい)(複数回答可)
  12. 大屋根ワークショップでパタパタした時の子供の言葉。「いろんな色のお空が見える!」